東京映画日記

主に映画のレビューについて書きます。

怖いけどちょっと笑える。ホラーで役者が生き生きしている映画は珍しいかも。映画「来る」感想

映画「来る」感想

怖いけどちょっと笑える。ホラーで役者が生き生きしている映画は珍しいかも。

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作品データ

製作年 2018年 製作国 日本 配給 東宝 上映時間 134分

スタッフ

監督 中島哲也
原作 澤村伊智
脚本 中島哲也 岩井秀人 門間宣裕
製作 市川南
エグゼクティブプロデューサー 山内章弘
企画 川村元気
プロデュース 川村元気
プロデューサー 西野智也 兼平真樹
制作プロデューサー 佐藤満
ラインプロデューサー 内山亮
撮影 岡村良憲
照明 高倉進 上野敦年
録音 矢野正人
美術 桑島十和子
装飾 西尾共未
スタイリスト 申谷弘美
チーフヘアメイク 山崎聡
音楽プロデューサー 冨永恵介 成川沙世子
キャスティングディレクター 元川益暢
VFXスーパーバイザー 柳川瀬雅英 桑原雅志
編集 小池義幸
記録 長坂由起子
助監督 高土浩二
制作担当 大塚健

キャスト

岡田准一 野崎
黒木華 田原香奈
小松菜奈 比嘉真琴
松たか子 比嘉琴子
妻夫木聡 田原秀樹
青木崇高 津田大吾
柴田理恵 逢坂セツ子
太賀 高梨重明
志田愛珠
蜷川みほ
伊集院光 スーパーの店長
石田えり
西川晃啓
松本康太
小澤慎一朗

解説

嫌われ松子の一生」「告白」「渇き。」の中島哲也監督が、岡田准一を主演に迎え、「第22回日本ホラー大賞」で大賞に輝いた澤村伊智の小説「ぼぎわんが、来る」を映画化したホラー。黒木華小松菜奈松たか子妻夫木聡らが顔をそろえる。恋人の香奈との結婚式を終え、幸せな新婚生活を送る田原秀樹の会社に謎の来訪者が現れ、取り次いだ後輩に「知紗さんの件で」との伝言を残していく。知紗とは妊娠した香奈が名づけたばかりの娘の名前で、来訪者がその名を知っていたことに、秀樹は戦慄を覚える。そして来訪者が誰かわからぬまま、取り次いだ後輩が謎の死を遂げる。それから2年、秀樹の周囲で不可解な出来事が次々と起こり、不安になった秀樹は知人から強い霊感を持つ真琴を紹介してもらう。得体の知れぬ強大な力を感じた真琴は、迫り来る謎の存在にカタをつけるため、国内一の霊媒師で真琴の姉・琴子をはじめ、全国から猛者たちを次々と召集するが……。

映画.comより引用


予告編

[鑑賞データ]

12/7(金)20:30 ユナイテッドシネマとしまえんにて鑑賞しました。

客席はほぼ7割くらいでした。

テーマ「思惑」

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映画.comより引用

 

hulu

多少ネタバレあらすじ・雑感

またまたムービーウォッチメンの課題映画を鑑賞!

 

中島哲也監督作品は結構好きで、今回は予告編も面白そうだったので楽しみにしていました。

 

お話をざっくり説明すると、幼い頃に関西の田舎で育った田原秀樹(妻夫木聡)は取引先で知り合ったの香奈(黒木華)との結婚を控えていた。ある日祖父の法事で田舎に二人で帰った際に少年時代の恐怖体験がフラッシュバックする。

その後何事もなく結婚し新居も手に入れ子供も生まれ順風満帆だと思った矢先、秀樹の自宅が何者かによって荒らされたり同僚の不審な死などの不可解な事件が起こるようになる。 自体を重く見た秀樹は民俗学を学び、都内の大学で准教授を務める津田(青木崇高)に相談し、知り合いのオカルトライター野崎とその恋人?の比嘉真琴(小松菜奈)を紹介される。 しかし、真琴がその「何か」と対峙した時、一筋縄ではいかない相手だったことを悟る。。

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映画.comより引用

 

 

お話は3幕構成で、第一幕は妻夫木聡さん演じる田原秀樹目線で進行する話。

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公式サイトより引用

 

第二幕は秀樹の奥さんで黒木華さん演じる田原香奈目線で進行する話。

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公式サイトより引用

 

第三幕は岡田准一さん演じる野崎の目線で進行します。

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公式サイトより引用

 

映画はオーソドックスなホラー映画の進行で進みますが、割と使われている音楽がコミカルだったり、ハードボイルド風だったりして普通のホラー映画とは趣が異なっていてそのあたりがフレッシュな印象を受けます。 そして、「ここ笑っていいとこだよね?」というような描写もあって、結構ホラー映画が苦手な人でも見やすいかもしれません。

 

原作は比嘉姉妹シリーズの「ぼぎわんが、来る」(角川ホラー文庫)で、そこからの改変箇所はそんなに大きくなく、一部合体したキャラクターや新たに追加されたキャラクターなどありますがほぼ、原作通り作られていると思いますが、映画にするためと思われる削られたエピソードもあるのでこの映画が面白かった人は原作も読むといいと思います。

テーマ的には人の「思いのすれ違い」というのが含まれていると思いますが、もし仮にぼぎわんという存在がこの映画にいなかったとしてもきっとこの夫婦は破綻していたんだろうなぁと思うと、結局恐ろしいのは人間関係ということだと思います。 多分女性が見ると秀樹にイライラすると思うし、男性が見ると香奈に対して思ってることあるんだったらちゃんと話せよと思うんじゃないでしょうか? 若干、秀樹のクズ発言などありますが、ちゃんと話し合いをすれば解決するような夫婦の話なんじゃないかと思ってしまいました。

まあそれが簡単じゃないから世の中には離婚する夫婦がいるんでしょうけど。。。

 

あと、この映画の良かったところは役者さんが良かった! 特に日本最高の霊能力者である比嘉琴子を演じる松たか子さんの佇まいはすごくかっこよかったです。 後半どんどん言動が乱暴になって行くとこがオフビートでちょっと面白いですが、天才肌の感じが出ててよかったです。

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公式サイトより引用

妹の比嘉真琴を演じる小松菜々さんも、まだ力の弱い霊能者として頑張っている感があってよかったです。

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公式サイトより引用

 

関連

松たか子さん主演の中島監督作品としてはこちらですね

 

小松菜奈さんと妻夫木聡さん出演の中島監督作品こちらですね

 

これも中島監督作品で好きな映画です

 

 

まとめ

お話はちょっと変わったホラーでしたがVFXも結構すごくて、「Jホラー」というジャンルじゃないホラーという感じでした

オススメ度

(★★★★)4/5

こんな人にオススメ

・なぜ奥さんの機嫌が悪いのかわからない人
・夫はわかってくれないと思っている人
中島哲也監督作品が好きな人

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作品データ

原題 Hereditary 製作年 2018年 製作国 アメリカ 配給 ファントム・フィルム 上映時間 127分 映倫区分 PG12

キャスト

監督 アリ・アスター
製作 ケビン・フレイクス ラース・クヌードセン バディ・パトリック
製作総指揮 ライアン・クレストン ジョナサン・ガードナー トニ・コレット ガブリエル・バーン
脚本 アリ・アスター
撮影 パベウ・ポゴジェルスキ
美術 グレイス・ユン
衣装 オルガ・ミル
編集 ジェニファー・レイム ルシアン・ジョンソン
音楽 コリン・ステットソン
音楽監修 ジョー・ラッジ

キャスト

トニ・コレット アニー・グラハム
アレックス・ウルフ ピーター・グラハム
ミリー・シャピロ チャーリー・グラハム
アン・ダウド ジョーン
ガブリエル・バーンティーブ・グラハム

解説

家長である祖母の死をきっかけに、さまざまな恐怖に見舞われる一家を描いたホラー。祖母エレンが亡くなったグラハム家。過去のある出来事により、母に対して愛憎交じりの感情を持ってた娘のアニーも、夫、2人の子どもたちとともに淡々と葬儀を執り行った。祖母が亡くなった喪失感を乗り越えようとするグラハム家に奇妙な出来事が頻発。最悪な事態に陥った一家は修復不能なまでに崩壊してしまうが、亡くなったエレンの遺品が収められた箱に「私を憎まないで」と書かれたメモが挟まれていた。「シックス・センス」「リトル・ミス・サンシャイン」のトニ・コレットがアニー役を演じるほか、夫役をガブリエル・バーン、息子役をアレックス・ウルフ、娘役をミリー・シャピロが演じる。監督、脚本は本作で長編監督デビューを果たしたアリ・アスター

映画.comより引用


予告編

[鑑賞データ]

12/1(土)15:30 TOHOシネマズ六本木にて鑑賞しました。

客席はほぼ満席でした。

テーマ「家族という呪い」

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映画.comより引用

 

hulu

多少ネタバレあらすじ・雑感

ムービーウォッチメンの課題映画ですね!

確かにコレをあの放送でネタバレなしで解説するのは難しいでしょうねー。 なので、公開している今のうちに見に行った方がいいですよ!

 

 

※絶対ネタバレなしで見た方が良い作品だと思うので、以下は鑑賞後に読んでください。

 

 

 

あと、ミスリードしてる可能性もあるので間違ってたら随時書き直します。

 

お話を雑に書いておくと、多分家を超仕切っていた祖母が亡くなり複雑だけどちょっとホッとしている娘アニー(トニ・コレット)が遺品の中から手紙を発見します。

「私の愛しのアニーへ

あなたに色々と言えなかったことを許してね。

どうかお願いだから私を憎まないで。

失ったものに対して絶望しないで。

最後にはきっとその価値が分かるから。

得られるものに比べたら私たちの犠牲なんてなんでもないわ。

愛をこめて、お母さんより。」

なんて意味深な手紙が見つかります。

 

ある日、アニーの息子のピーター(アレックス・ウルフ)が友達の家で行われるパーティに出かけますが、車をアニーから借りる代わりに妹のチャーリー(ミリー・シャピロ)を連れていくように言われます。

ピーターはパーティでマリファナを楽しもうと、チャーリーをリビングに残して友達の部屋にいると、妹に異変が。 妹はピーナッツアレルギーだったにも関わらず、どうもピーナッツ入りのケーキを食べてしまった模様。

急いで病院に連れて行こうと車に乗せ、走っていると症状が重くなりチャーリーは窓から顔を出してしまいます。

その時電柱が。。。

 

電柱に衝突したチャーリーの首は飛び、車の中は首のないチャーリーの死体で血まみれの阿鼻叫喚の状態になります。

混乱したピーターはそのまま家に帰り、寝てしまいます。

 

翌朝ピーターが起きた時にアニーがチャーリーの変わり果てた姿を目にし、叫ぶ声が階下から聞こえました。

その日から、アニーとピーターの関係が悪くなり明らかにピーターを恨んでいるような言動になります。

そして家族に幻覚や幻聴が現れるようになり、特にチャーリーが生前持っていた癖で口で鳴らす「コッ」というクリッカー音が聞こえるようになります。

次第に正気を失っていくアニーは、友人ジョーンによりこの家の家長であったエレンの目的と自分たちの運命を悟るようになります。

この家の信仰は悪魔ペイモンを崇拝するカルトでした。

そしてジョーンはそれとなく近づきこの信仰を完成させようとする人間の一人でした。

アニーは母親であることでと、この信仰を受け継ぐべきものとしての葛藤を持っていたと思われますが、最終的には運命の方を選んでしまうようです。

ペイモンは地上に降りる際男の体に宿るようで、そのために入れ物となる肉体が必要でした。 その体にピーターの体が必要だったのです。

最後は無事ピーターを乗っ取ったペイモンが降臨するシーンで終わってましたよ。

 

監督のパーソナルな話

この物語は、監督の家族内で起こった悲劇的な出来事を、自分自身のセラピーとして作ったというインタビューがありましたが、詳細は明かされていません。 おそらくこの物語から察するに、親は無条件で子供に愛情を注ぐものであるという常識を多くの人が持ち合わせているかと思うのですが、いつもそうだとは限らないよということを作品にすることで、家族という呪いがあって、その運命から逃れられなかったということを作品に落とし込んで浄化したかったのではないでしょうか? 劇中でアニーの本心は明らかにピーターが生まれて来ることを望んでいなかったことがわかる描写がありますが、おそらくそれに近いようなことが監督の家庭内でもあったんじゃないかと推測されます。 そんなことを考えると、なんて恐ろしい話なんだって思ってしまいますね。

 

この映画を劇場で観るべき理由

これはアト6で三宅隆太監督もおっしゃっていましたが、とにかく音楽が怖いんですよこの映画。 こんな音響効果で恐怖を感じたのは初めてかもしれません。

 

顔が怖い

アニー役のトニ・コレットさんの戦慄する表情はとにかく「え?別人?」というくらい表情が変わります。

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映画.comより引用

娘のチャーリー役のミリー・シャピロさん、はとにかく正気のない無表情が怖い。

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映画.comより引用

あとピーター役のアレックス・ウルフさんは普通の人が怖い目にあって泡を食う感じがすごくて、一番観客に近い立場で一緒に怖がる感じがすごかったです。

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映画.comより引用

関連

この映画が元になっているみたいですよ。

 

あとコレも類似のものですかね。

 

チャーリーはまさにダミアンみたいな感じでしたね。

 

 

まとめ

本作がデビューだとは思えない力作でした。ホラー映画が作られる経緯だとか監督の内面まで考えて見るとかなり怖い内容だと思います。

オススメ度

(★★★★★)5/5

こんな人にオススメ

・嫌なホラーが見たい人
・気分をどん底にしたい人
・ホラー映画好きの間で10年後に劇場で観たことを自慢したい人

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ポリスストーリー リボーン

作品データ

原題 机器之血 Bleeding Steel 製作年 2017年 製作国 中国・香港合作 配給 ツイン 上映時間 109分 映倫区分 G

キャスト

監督 レオ・チャン
製作総指揮 ジャッキー・チェン
脚本 レオ・チャン

キャスト

ジャッキー・チェン リン
ショウ・ルオ リスン
オーヤン・ナナ ナンシー(シーシー)
エリカ・シアホウ スー
カラン・マルベイ アンドレ
テス・ハウブリック 女殺し屋

解説

1985年に製作された「ポリス・ストーリー 香港国際警察」の流れを汲む、ジャッキー・チェン主演のアクション映画。2007年の香港。危篤状態にあった幼い娘を病院に残し、自分の任務ではなかった証人警護作戦の現場へと駆り出された国際捜査官リンは、人工遺伝子に絡む陰謀に巻き込まれ、瀕死の重傷を負う。13年の時が流れた2020年のシドニー。事件を題材にした小説を出版したリンの周囲に、黒ずくめの犯罪組織や謎のハッカーなど、当時の事件に因縁のある人間たちが次々と姿を現し……。主人公リンを演じるジャッキー・チェンは製作総指揮を担当。台湾から「人魚姫」のショウ・ルオ、歌手・欧陽菲菲(オーヤン・フィーフィー)の姪オーヤン・ナナ、中国から本作がデビュー作となるエリカ・シアホウが参加するほか、「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」のカラン・マルベイ、「エイリアン コヴェナント」のテス・ハウブリックなど、国際色豊かなキャストが顔をそろえる。

映画.comより引用


予告編

[鑑賞データ]

11/24(土)19:10 TOHOシネマズ新宿にて鑑賞しました。

11番スクリーン

客席は9割くらい。

テーマ「ジャッキーはアクションやめてへんでー」

映画.comより引用

 

hulu

多少ネタバレあらすじ・雑感

お話は序盤の香港パートとその13年後のシドニーパートに分かれています。 乱暴にあらすじを書いておくと、例によって香港の警察で働いているリン(ジャッキー)。その日は危篤状態の娘を病院に残し、要人の警護を行わなければならないという、キツイお仕事がありました。 その要人は人工血液と人工心臓で不死の体を手にいれるという研究を行なっていました。 その被験者の兵士アンドレが研究内容(人工心臓&研究資料)を奪おうと殺し屋の女とトロンみたいなトルーパー軍団を連れてやってきたのです。 科学兵器を駆使するその軍団は、警察を圧倒するのですが捨て身のジャッキーがなんとか退けますが。。。 その13年後、件の事件が本になって出版されたことからそのアンドレ軍団がまた動き出します。 その事件に関わった、ジャッキー、なにかを知るハッカーアンドレ軍団の三つ巴の戦いが始まります。どうなるでしょうか?といった感じです。

拘束 ジャッキー

映画.comより引用

ジャッキー・チェンだし、ポリスストーリーの新作ということで観に行ってきたんですが、原題を見ると「机器之血 Bleeding Steel」あれ?勝手に日本で続編ということにしちゃったの?と思いきやエンディングでは例のテーマが流れているし、まあ「流れを汲む」っていうあらすじのところに、何かしらのモヤモヤが残りそうだし、きっと賛否両論になりそうですね。

 

 

まず、いきなり銃撃戦の戦闘シーンが冒頭始まるんですが、大爆発&キレキレのアクションでテンションが上がります。 監督のレオ・チャンはどうもこれがデビュー作のようですが、明らかに若い監督が入ったことによりFPSやTPSのゲーム的要素が加わってその世界にジャッキーがいるという感じが、良かったですね。

銃撃 ジャッキー

映画.comより引用

 

 

13年後のシドニーパートでは、ジャッキーのアクションの中でも比較的近年(といってもここ20年くらいですが)のWHO AM I? フー・アム・アイ? とかそのあたりのアクションに近いように思いました。 この映画を観て思ったところが、「なんかスターウォーズっぽいこととかプレデターっぽいこととかやりたかったのかな?」ってとこでしょうか? なんかトゥルーパーみたいなやつが出てくるし

敵アンドレ

映画.comより引用

使ってる兵器が現代の人間が使っている武器ではないし、正直このノリに着いていけないと気になって楽しめなくなるような要素だとは思います。 この辺りは、シリアスなSF要素とコメディ要素のバランスがあまり良くないのかなぁとは思いました。 それは、コメディ要素をハッカー役のショウ・ルオが大半を演じていて、多少はジャッキーとかジャッキーの娘役のシーシー(欧陽菲菲の娘さんなんですってね)がやってはいますが、割とシリアスよりで、敵キャラは全くお笑いの要素がないせいじゃないでしょうか?

今までのジャッキー映画だと、コメディ要素のある映画だと大真面目でシリアスな感じで演じている敵キャラも割とコミカルなやられ方をして、スラップスティック・コメディな感じになっていくことが多いのが、今回敵キャラにその要素があまりにもないので、なんとなく真面目に観た方がいいのかなんなのか感情の持っていき方が難しかったです。 そのあたりはジャッキーとか、サモハン・キンポーとかが監督した方が、いいんじゃないかなーと思ったり、しちゃいましたね。

 

あと、噂があったのに実現に至らなかった「イップ・マン」にジャッキーが出演するというのも、次回作があれば見てみたいなぁと思います。

 

関連

ジャッキー映画で一番好きなのはこれですね。

 

酔拳が好きな人は多いので、個人的に拳シリーズから紹介するのは少林寺木人拳です。

 

あとは、変わり種のアクションがほとんどないジャッキーが観れる映画としてこれですかね。

 

まとめ

個人的にはジャッキー本人のアクションは控えめでもいいので、昔の拳シリーズだとかプロジェクトAくらいまでのドタバタ感が好きです。でも、エンドロールが終わったあといいものを観たなという気になる不思議な映画でした。

オススメ度

(★★★)3/5

こんな人にオススメ

・ジャッキーが好きな人
・ハリウッド進出後のジャッキーが好きな人
・今のジャッキーが気になる人