東京映画日記

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ジャッキーアクションに加えVFXバリバリのSF展開もなんでもあり!映画「ポリス・ストーリー REBORN」感想

映画「ポリス・ストーリー REBORN」感想

ジャッキーアクションに加えVFXバリバリのSF展開もなんでもあり!進化版のジャッキーが観れる!

ポリスストーリー リボーン

作品データ

原題 机器之血 Bleeding Steel 製作年 2017年 製作国 中国・香港合作 配給 ツイン 上映時間 109分 映倫区分 G

キャスト

監督 レオ・チャン
製作総指揮 ジャッキー・チェン
脚本 レオ・チャン

キャスト

ジャッキー・チェン リン
ショウ・ルオ リスン
オーヤン・ナナ ナンシー(シーシー)
エリカ・シアホウ スー
カラン・マルベイ アンドレ
テス・ハウブリック 女殺し屋

解説

1985年に製作された「ポリス・ストーリー 香港国際警察」の流れを汲む、ジャッキー・チェン主演のアクション映画。2007年の香港。危篤状態にあった幼い娘を病院に残し、自分の任務ではなかった証人警護作戦の現場へと駆り出された国際捜査官リンは、人工遺伝子に絡む陰謀に巻き込まれ、瀕死の重傷を負う。13年の時が流れた2020年のシドニー。事件を題材にした小説を出版したリンの周囲に、黒ずくめの犯罪組織や謎のハッカーなど、当時の事件に因縁のある人間たちが次々と姿を現し……。主人公リンを演じるジャッキー・チェンは製作総指揮を担当。台湾から「人魚姫」のショウ・ルオ、歌手・欧陽菲菲(オーヤン・フィーフィー)の姪オーヤン・ナナ、中国から本作がデビュー作となるエリカ・シアホウが参加するほか、「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」のカラン・マルベイ、「エイリアン コヴェナント」のテス・ハウブリックなど、国際色豊かなキャストが顔をそろえる。

映画.comより引用


予告編

[鑑賞データ]

11/24(土)19:10 TOHOシネマズ新宿にて鑑賞しました。

11番スクリーン

客席は9割くらい。

テーマ「ジャッキーはアクションやめてへんでー」

映画.comより引用

 

hulu

多少ネタバレあらすじ・雑感

お話は序盤の香港パートとその13年後のシドニーパートに分かれています。 乱暴にあらすじを書いておくと、例によって香港の警察で働いているリン(ジャッキー)。その日は危篤状態の娘を病院に残し、要人の警護を行わなければならないという、キツイお仕事がありました。 その要人は人工血液と人工心臓で不死の体を手にいれるという研究を行なっていました。 その被験者の兵士アンドレが研究内容(人工心臓&研究資料)を奪おうと殺し屋の女とトロンみたいなトルーパー軍団を連れてやってきたのです。 科学兵器を駆使するその軍団は、警察を圧倒するのですが捨て身のジャッキーがなんとか退けますが。。。 その13年後、件の事件が本になって出版されたことからそのアンドレ軍団がまた動き出します。 その事件に関わった、ジャッキー、なにかを知るハッカーアンドレ軍団の三つ巴の戦いが始まります。どうなるでしょうか?といった感じです。

拘束 ジャッキー

映画.comより引用

ジャッキー・チェンだし、ポリスストーリーの新作ということで観に行ってきたんですが、原題を見ると「机器之血 Bleeding Steel」あれ?勝手に日本で続編ということにしちゃったの?と思いきやエンディングでは例のテーマが流れているし、まあ「流れを汲む」っていうあらすじのところに、何かしらのモヤモヤが残りそうだし、きっと賛否両論になりそうですね。

 

 

まず、いきなり銃撃戦の戦闘シーンが冒頭始まるんですが、大爆発&キレキレのアクションでテンションが上がります。 監督のレオ・チャンはどうもこれがデビュー作のようですが、明らかに若い監督が入ったことによりFPSやTPSのゲーム的要素が加わってその世界にジャッキーがいるという感じが、良かったですね。

銃撃 ジャッキー

映画.comより引用

 

 

13年後のシドニーパートでは、ジャッキーのアクションの中でも比較的近年(といってもここ20年くらいですが)のWHO AM I? フー・アム・アイ? とかそのあたりのアクションに近いように思いました。 この映画を観て思ったところが、「なんかスターウォーズっぽいこととかプレデターっぽいこととかやりたかったのかな?」ってとこでしょうか? なんかトゥルーパーみたいなやつが出てくるし

敵アンドレ

映画.comより引用

使ってる兵器が現代の人間が使っている武器ではないし、正直このノリに着いていけないと気になって楽しめなくなるような要素だとは思います。 この辺りは、シリアスなSF要素とコメディ要素のバランスがあまり良くないのかなぁとは思いました。 それは、コメディ要素をハッカー役のショウ・ルオが大半を演じていて、多少はジャッキーとかジャッキーの娘役のシーシー(欧陽菲菲の娘さんなんですってね)がやってはいますが、割とシリアスよりで、敵キャラは全くお笑いの要素がないせいじゃないでしょうか?

今までのジャッキー映画だと、コメディ要素のある映画だと大真面目でシリアスな感じで演じている敵キャラも割とコミカルなやられ方をして、スラップスティック・コメディな感じになっていくことが多いのが、今回敵キャラにその要素があまりにもないので、なんとなく真面目に観た方がいいのかなんなのか感情の持っていき方が難しかったです。 そのあたりはジャッキーとか、サモハン・キンポーとかが監督した方が、いいんじゃないかなーと思ったり、しちゃいましたね。

 

あと、噂があったのに実現に至らなかった「イップ・マン」にジャッキーが出演するというのも、次回作があれば見てみたいなぁと思います。

 

関連

ジャッキー映画で一番好きなのはこれですね。

 

酔拳が好きな人は多いので、個人的に拳シリーズから紹介するのは少林寺木人拳です。

 

あとは、変わり種のアクションがほとんどないジャッキーが観れる映画としてこれですかね。

 

まとめ

個人的にはジャッキー本人のアクションは控えめでもいいので、昔の拳シリーズだとかプロジェクトAくらいまでのドタバタ感が好きです。でも、エンドロールが終わったあといいものを観たなという気になる不思議な映画でした。

オススメ度

(★★★)3/5

こんな人にオススメ

・ジャッキーが好きな人
・ハリウッド進出後のジャッキーが好きな人
・今のジャッキーが気になる人