東京映画日記

主に映画のレビューについて書きます。

映画「劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ」感想

映画「劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ」感想

これは可能な人は新宿で見ましょう!と言うくらい新宿に寄ってる作品です。

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作品データ

製作年 2019年 製作国 日本 配給 アニプレックス 上映時間 95分

スタッフ

総監督 こだま兼嗣
原作 北条司
脚本 加藤陽一
チーフ演出 佐藤照雄 京極尚彦
キャラクターデザイン 高橋久美子
総作画監督 菱沼義仁
美術監督 加藤浩
色彩設計 久保木裕一
音響監督 長崎行男
編集 今井大介
音楽 岩崎琢
エンディングテーマ TM NETWORK
アニメーション制作 サンライズ

キャスト

神谷明 冴羽リョウ
伊倉一恵 槇村香
飯豊まりえ 進藤亜衣
山寺宏一 御国真司
一龍斎春水 野上冴子
玄田哲章 海坊主
小山茉美 美樹
大塚芳忠 ヴィンス・イングラード
徳井義実 コニータ
戸田恵子 来生瞳/来生泪
坂本千夏 来生愛

解説

1980~90年代にテレビ放送された大ヒットアニメ「シティーハンター」の20年ぶりの新作となる長編アニメーション映画。新宿に事務所を構えるシティーハンター冴羽リョウと相棒・槇村香のもとに、何者かに襲われたというモデルの進藤亜衣がボディガードを依頼にやって来る。美女の依頼を快諾するリョウだったが、撮影スタジオで更衣室を覗いたりとやりたい放題。亜衣がキャンペーンモデルを務めるIT会社の社長・御国真司は香の幼なじみで、撮影現場で久々に再会した彼女をデートに誘う。一方、海坊主と美樹は新宿に傭兵が集結するという情報を入手するが、その傭兵たちはなぜか亜衣を狙っており……。声優陣にはリョウ役の神谷明、香役の伊倉一恵らオリジナルキャストが再結集。進藤亜衣役を女優の飯豊まりえ、御国真司役を人気声優の山寺宏一が担当するほか、お笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実が特別出演。初代監督のこだま兼嗣が総監督を務め、「TM NETWORK」によるおなじみの主題歌「Get Wild」も起用。同じ北条原作の「キャッツ・アイ」からも主人公の来生三姉妹が登場する。

映画.com imdbより引用


予告編

[鑑賞データ]

2/14(木)20:15 TOHOシネマズにて鑑賞しました。

こんな感じの飾り付けもされてて、さすが当事者という感じでしたね。

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客席はほぼ満席でした。
特定の年齢層だけで構成された観客になっていて、それ以外の世代の人はほとんどいなかったと思います。

テーマ「新宿は俺が守る」

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映画.comより引用

 

hulu

ネタバレあらすじ・感想

TOHOシネマズ新宿でみた観客だけに嬉しいアバンタイトル部分があってとても良かったですねー。



お話は現代の新宿。身辺警護を警察に断られたモデルの進藤亜衣が都市伝説のようなある噂を信じて東口にやってきました。
かつて新宿東口にあった掲示板は撤去されて久しいですが、現代になってもシティーハンターに依頼したい人は居て、今ではスマホアプリの仮想空間に掲示板は存在します。
書き込む合言葉は「XYZ」。シティーハンターへの依頼の暗号です。
しかし書き込んでも何も起こりませんでした。
諦めて帰ろうとすると、恐れていた自体が現実になります。二人の暴漢が襲ってきたのです。しかしそこに登場したのはシティーハンターこと冴羽リョウ。あっという間に二人を片付けます。
そして、スタイルも良く美人の亜衣をみたリョウが襲いかかろうとするとすかさず槇村香のハンマーが飛んできます。
香とともに海坊主が経営する喫茶店「キャッツ♥アイ」で詳しく話を聞くと父親が死んだ一月前から付きまとわれるようになったとのことでした。
依頼を引き受けることにしたリョウは翌日の亜衣のCM撮影に同行します。撮影のスポンサーは飛ぶ鳥を落とす勢いで業績を伸ばしているIT企業のドミナテックです。
撮影現場に社長である御国真司が到着すると、御国と香が幼馴染であったことを二人とも思い出します。
再会を喜ぶ御国は香を食事に誘いますが、リョウに気を使う香はそれとなく聞いてみるとそっけない態度で返されたので、御国との食事に出かけてしまいます。
その頃リョウは、亜衣が狙われている理由を探ろうと冴子と公安外事警察の捜査官と接触し、亜衣の父親がドミナテックで働きそこで開発していたのはドローンなどを使った新型の兵器システム「メビウス」だったこと。その兵器が死後悪用されないようにロックをかけたこと。そのロックを解除する鍵となるのが娘の亜衣であることがわかります。
さらにドミナテックの背後に武器商人のヴィンス・イングラードがいることを知り、新宿に新型の兵器が持ち込まれていることが明らかになります。
そして、その兵器を売るためのお披露目にターゲットとなったのがシティーハンター冴羽リョウでした。
御国は民間軍事会社を使って、まず喫茶店「キャッツ♥アイ」を襲撃し亜衣を拉致します。
そこに喫茶店「キャッツ♥アイ」のオーナーで怪盗キャッツアイの来生三姉妹が現れ事情を説明すると助太刀を買ってでます。
亜衣を奪還し、新宿を守るための戦いが始まりました。
見事、ビルからメビウスと亜衣を奪回したのですが、追われます。
戦いの舞台はバスタ新宿をモデルにした建物からバスで移動し、新宿御苑をモデルにした巨大な公園での戦闘になりました。
そして助太刀に入った海坊主とともに、ドローンの破壊に成功し、新宿の平和は取り戻されました。

知ってる懐かしい曲の連べ打ち

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映画.comより引用

お話的にはいつものシティハンターの単発作品の流れなので、まるで1話完結の時代劇を見ているような気持ちで観れますが、このシティハンターを子供の頃から見ていた層にとっては歴代の主題歌や挿入歌が、これでもかと差し込まれてきてその度に気分がアガるという製作者に心を踊らされまくりの作品でしたね。
個人的には「Still Love Her 失われた風景」は今でもたまにカラオケで歌うほど好きなんで、劇場の大音量で聴けてとても嬉しかったですね。

気になったところ

本当はこういう見方はしたくないんですが、僕自身が大人になると木になるところが目につくようになったというか。
まず、時代設定が現代に進んでいる割にはキャラクターたちの年齢が変わっていないということにすごく違和感があったんです。多分デザイン的な部分が現代にアップデートされていなかったのが違和感の一つだと思います。
現代でやるのならデザインもちょっとアップデートした方が良かったと思いますし、年齢を変えないのであればいっその事時代は進んでなくて80年代のままで良かったんじゃないかと思ってしまいました。
唐突に入るソードオフショットガン作る流れからのご都合主義で話が進むこととかに関しては別にいいですよ。そういう作品だし。
僕の昔の記憶だと、海坊主が女性に弱いのはわかりますがあんなに権力に媚びへつらう人でしたっけ?オーナーであるキャッツアイの三姉妹にやたら阿るシーンがあってちょっと気になりました。

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映画.comより引用

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映画.comより引用

あと、予告編でキャッツアイ見せちゃってたのもなぁ。。。
あと、お手伝いロボットに異常に感情移入するんですが、あれもなんか不自然に感じちゃって。。。年をとったからああなるというなら理解できるんですが、設定的に年をとってないんでね。。。

そういえばなんかフランスで実写版がヒットしてるみたいですね。。

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映画.comより引用

ちょっと気になる。

関連

好きな人はこれ買うといいんじゃないですかね。

 

サントラはこれがバッチリっぽいです。APPLE MUSIC入ってなかったら買ってたな。

 

原作コミックも読み直したいな。

 

 

まとめ

この作品に思い出がある人はアガること間違いなしの部分があります。ただし単体映画作品としてはどうなんだろう。。

オススメ度

(★★★★)4/5

こんな人にオススメ

シティハンターが好きな人
・新宿に所縁がある人
・命を狙われている人