東京映画日記

主に映画のレビューについて書きます。

あなたそれほぼヤクザですよ映画「アウト&アウト」感想

映画「アウト&アウト」感想

元ヤクザの私立探偵のノワール調作品

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作品データ

製作年 2018年 製作国 日本 配給 ショウゲート 上映時間 106分 映倫区分 G

キャスト

監督 きうちかずひろ
原作 木内一裕
脚本 ハセベバクシンオー きうちかずひろ
企画 加藤和
プロデューサー 菅谷英智
キャスティングプロデューサー 福岡康裕
撮影 的場光生
照明 岡田佳樹
録音 加来昭彦
美術 平井淳郎
装飾 篠田公史
編集 須永弘志
音楽 諸藤彰彦
音楽プロデューサー 津島玄一
アクションコーディネイト 二家本辰己
ガンエフェクト 納富貴久男
VFX 鹿角剛 村上優悦
助監督 谷口正行
ラインプロデューサー 原田文宏
プロダクションマネージャー 杉崎隆行
製作担当 早川徹
製作統括 木次谷良助

キャスト

遠藤憲一 矢能政男
岩井拳士朗 池上数馬
白鳥玉季 黒木栞
小宮有紗 北川理恵
中西学
酒井伸泰
安藤一人
渡部龍平
渋川清彦
成瀬正孝 堂島哲士
阿部進之介
竹中直人 情報屋
高畑淳子 婆さん
要潤 鶴丸清彦

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解説

「藁の盾」「ビー・バップ・ハイスクール」などで知られる木内一裕による小説を、遠藤憲一の主演で映画化。元ヤクザの探偵と、血のつながらない小学生の少女がコンビを組み、巻き込まれた事件に挑んでいくクライムエンタテインメント。「きうちかずひろ」名義で映画監督としての顔も持つ原作者の木内が自ら監督を務め、1999年の「共犯者」以来となる長編映画でのメガホンをとった。小学2年生の少女・栞と2人で探偵事務所を営んでいる元ヤクザの矢能のもとに、一本の依頼の電話が入る。矢能は指定された場所に向かうが、依頼人はすでに拳銃で撃たれて死体となっており、矢能が容疑者にされかねない状況が作り上げられていた。矢能はすぐさま対処しようとするが、事態は思いがけない方向へと進んでいく。

映画.comより引用


予告編

[鑑賞データ]

11/17(土)19:00 TOHOシネマズ新宿にて鑑賞しました。

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客席は6割くらい。

テーマ「裏社会サバイブ」

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映画.comより引用

 

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多少ネタバレあらすじ・雑感

ビーバップハイスクールは読んだことなく、きうち監督作品も初めて見るんですが、いい感じの東映映画って感じでした。 お話は遠藤憲一さん演じる元ヤクザ矢能は過去の事件で引き取ることになった小学生の栞と二人で暮らしています。

ある日1本の依頼電話が入り、指定された事務所へ行くと依頼人と思われる死体が転がっていて、依頼人を殺したと思われる覆面の男が拳銃を構えていました。そして、矢能が殺したことになるように偽装され逃げられてしまうのですが、そこはなんとか切り抜け元ヤクザのコネクションを生かして調べていくと、どうもこの依頼人は政治家の鶴丸清彦(要潤)をゆすろうとしていたことを突き止めるのですが。。

 

 

Vシネのヤクザ映画が個人的に大好きなので、エンケンさんが主演と聞けばとりあえず行ってみようという感じで行ってきましたが、面白かったですよー。

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映画.comより引用

まずこの主人公矢能ですが、再三ヤクザからは足を洗ったと言っていますが、ヤクザ時代の繋がりで仕事やってるし、何かあるとスグ四課の刑事が来るし、人の脅しかたとか、拳銃を躊躇なく撃つとか、完全にほぼヤクザなんですけどーというツッコミは野暮でしょうか? お話としては、きうちかずひろ監督なので、フィクションラインが漫画っぽくて、それに乗れるかどうかで楽しめるかどうかが決まると思います。

決して重厚な感じは無いので、いい意味で割と軽い気持ちで観られる映画になっていたと思います。 ラインとしてはあぶない刑事とか、探偵はbarにいるとかを観ているときの気持ちという感じでした。

 

おじさんと小さい女の子の物語って結構古典的とも言えるほどで、古くはペーパームーンとかブラックジャックなんかがありますが、この二人の掛け合いがまた良くてこの女の子がまた一人ぼっちにならなければいいなぁと思いました。

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映画.comより引用

 

その他、脇を固める竹中直人さんや、演技は素人丸出しだけど味があるプロレスラーの中西学さんも良かったです。

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映画.comより引用

 

ただ、結構スキが多いというか、鶴丸清彦が世間の評価を得て政治家として持ち直すことになるある事件ですが、あの写真を撮影したということは秘書は人助けしてないよねってところから世間にバッシングされたりしそうだし、後半の収め方とかはかなり強引になっていたとは思います。

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映画.comより引用

 

まあ、完璧な脚本の映画が観たければ、イーストウッドの映画でも観てればいいのでそれはいいか。

関連

いい顔したおじさんばかりですね。

 

探偵物はこれが好きです

 

これもかっこいいですね。

 

まとめ

アラを探せばたくさんみつかる映画ですが、それなりに楽しめる映画なんじゃないかと思います。

オススメ度

(★★★)3/5

こんな人にオススメ

・Vシネが好きな人
遠藤憲一が好きな人
・疑似親子映画が好きな人