東京映画日記

主に映画のレビューについて書きます。

映画「ヴェノム」ネタバレ感想

映画「ヴェノム」感想

宣伝で言ってるほど悪いやつでもないよ。ヴェノム萌え増殖中!

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hulu

作品データ

原題 Venom 製作年 2018年 製作国 アメリカ 配給 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 上映時間 112分 映倫区分 PG12

キャスト

監督 ルーベン・フライシャー
製作 アビ・アラド マット・トルマック エイミー・パスカル
製作総指揮 デビッド・ハウスホルター スタン・リー トム・ハーディ エドワード・チェン ハワード・チェン
原案 ジェフ・ピンクナー スコット・ローゼンバーグ
脚本 ジェフ・ピンクナー スコット・ローゼンバーグ ケリー・マーセル
撮影 マシュー・リバティーク
美術 オリバー・スコール
衣装 ケリ・ジョーンズ
編集 メリアン・ブランドン アラン・ボームガーテン
音楽 ルドウィグ・ゴランソン
音楽監修 ゲイブ・ヒルファー

キャスト

トム・ハーディ エディ・ブロック/ヴェノム
ミシェル・ウィリアムズ アン・ウエイン
リズ・アーメッド カールトン・ドレイク
スコット・ヘイズ トリース
リード・スコット ダン・ルイス
ジェニー・スレイト ドーラ・スカース
メローラ・ウォルターズ
エミリオ・リベラ

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解説

スパイダーマンの宿敵として知られるマーベルコミックの人気キャラクター「ヴェノム」を、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」「ダンケルク」のトム・ハーディ主演で映画化。サム・ライミ監督作「スパイダーマン3」にも敵として登場したヴェノムを、「ゾンビランド」「L.A. ギャング ストーリー」のルーベン・フライシャー監督のメガホンで、新たなダークヒーローとして描く。「誰もが望む、歴史的偉業」を発見したというライフ財団が、ひそかに人体実験を行い、死者を出しているという噂をかぎつけたジャーナリストのエディ・ブロック。正義感に突き動かされ取材を進めるエディだったが、その過程で人体実験の被験者と接触し、そこで意思をもった地球外生命体「シンビオート」に寄生されてしまう。エディはシンビオートが語りかける声が聞こえるようになり、次第に体にも恐るべき変化が現れはじめる。

映画.comより引用


予告編

[鑑賞データ]

11/6(火)21:30 TOHOシネマズ新宿にてIMAX 3D字幕版を鑑賞しました。(1ヶ月フリーパスポート使用なので800円で鑑賞)

客席は4割くらい

 

テーマ「ここ、割と居心地いいね」

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映画.comより引用

 

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あらすじ・雑感

映画.comの特集によると、アメリカで10月に公開された映画の中でナンバーワンの興行収入を樹立とかって書いてありましたが、なんか微妙な表現ですね。。

今回はソニーの配給なのでMCUではなく、マーク・ウェブ版「アメイジングスパイダーマン」が近い世界感でしょうか? スパイダーマンは大好きなシリーズで、そのヴィランであるヴェノムはサム・ライミ版の「スパイダーマン3」に出てきますが、あまり意思を持った印象を受けなかったんですが、今回は主役級ということで、その意思がかなり前面に出てきてましたね。

多分、多くの人が寄生獣の「ミギー」やデスノートリュークを連想するキャラクターになっていたと思います。

基本的に攻撃方法はあの漫画の生物と同じような攻撃方法だと思います。

 

で、お話なんですが、テレビでフリーランスのジャーナリストをやってるエディ(トム・ハーディ)は、恋人である弁護士アン(ミシェル・ウイリアムズ)と暮らしていましたが、彼女の事務所が顧問をしているライフ財団が秘密裏にホームレスなどの身寄りのない人を使って人体実験を行っていることを嗅ぎつけます。

そのタイミングで半ばライフ財団の宣伝的な立ち位置での取材を命じられたエディですが、彼女の仕事にも関わる問題なので、人体実験の件には触れないようにと言われていたエディですが、正義感からか使命感からか社長のドレイクにそのことを問い詰めてしまい、キャリアも恋人も失うことになってしまいます。

失意の中で、この実験に科学者として関わるドーラが真実を報道してほしいと接触してきます。 一度は断りましたが、思い直し施設に潜入し、行っているのは地球外生命体の研究だということを知ります。 そこでは拘束され監禁されているホームレスの中に顔なじみのマリアがいました。 なんとか助け出そうと個室のガラスを破ると、マリアに襲われマリアの体内から出てきたタールのようなものがエディの中に入っていきマリアは息絶えます。

すると、警備員が駆けつけてきたので逃げようとすると、驚異の身体能力が身についていました。 ライフ財団は地球外生命体を取り戻そうと追っ手を送ります。 さてどうなる?

というのがざっくりとしたあらすじです。

 

※以下多少ネタバレ含みますので、ネタバレ禁止の方は映画を観てから読んでください。

 

 

感想としては、見どころがまずはエディとヴェノムが合体した後からのアクションシーンですね。 主人公の体にまとわりつきながら、粘性の液体が硬化したり液状化したりして繰り広げられるアクションはフレッシュな映像になっていたと思います。

そして、本当は地球を侵略しに来た下っ端宇宙生命体ヴェノムではありますが、「エディと同じ負け犬であること」と「地球って意外と居心地いいじゃん」「宿主(エディ)が死んだら自分も死んでしまう」という理由でバディ化していくのですが、その会話のコメディ感などはとてもよかったです。

あと、エンドロールのロールシャッハテスト風の映像は格好良かったです。

 

ただし、この映画に関してはもっと面白くできたんじゃないかと思ってしまうんですよねー。(生意気な発言)

 

エディとヴェノムが出会うまでが結構長くて、なおかつそんなに面白いパートでもないので、もういっそのことエディとアンがすでに分かれてる状態で始まって、サクッと回想シーンとかでどんな恋人生活だったのかを説明するくらいの処理でよかったんじゃないかと思ってしまいました。

で、見せてほしいのはヴェノムがどんな落ちこぼれだったかということ。

どんな失敗をしたのか?どんな扱いを受けていたのか?それを見せないといまいちヴェノムに感情移入ができないなぁと思います。

なぜ自分の種族を裏切ってまで地球の危機を救うのか?ということへのモチベーションがちょっと薄いんじゃないですかね。

 

続編ありそうな終わり方だったので、その辺の話運びとか改善してもらえることを期待してます。

あと今後はスパイダーマンとのクロスオーバーとかあるんでしょうか?

 

主人公エディを演じるトム・ハーディ

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youtubeより引用

 

ヒロイン役アンを演じるミシェル・ウイリアム

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youtubeより引用

 

悪役でヴェノムの上司?のあいつが寄生するドレイク役のリズ・アーメッド

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youtubeより引用

関連

ヴェノムが映画に出てくる作品としてはこれですね。

 

原作は結構シリーズがいっぱいあるんですが、とりあえずこれで

 

トム・ハーディのベストアクトは誰がなんと言おうとこれですね。

まとめ

アクション描写とヴェノム萌えはとてもよかったです。

オススメ度

(★★★)3/5

こんな人にオススメ

・とりあえずマーベル映画は全制覇したい人
ヴィラン好きな人
・どう猛な動物が好きな人