東京映画日記

主に映画のレビューについて書きます。

バッド・ジーニアス 危険な天才たち<ネタバレ>

タイ映画もなめたもんじゃない

f:id:WOOS:20181024103332j:plain

作品データ

原題 Bad Genius 製作年 2017年 製作国 タイ 配給 マクザム、ザジフィルムズ 上映時間 130分 映倫区分 PG12

キャスト

監督 ナタウット・プーンピリヤ
製作 ジラ・マリクン ワンリディー・ポンシティサック
脚本 ナタウット・プーンピリヤ タニーダ・ハンタウィーワッタナー ワスドーン・ピヤロンナ
撮影 パクラオ・ジランクーンクム
音楽 フアランポン・リディム ウィチャヤー・ワタナサップ

キャスト

チュティモン・ジョンジャルーンスックジン リン
チャーノン・サンティナトーンクン バンク
ティーラドン・スパパンピンヨー パット
イッサヤー・ホースワン グレース
タネート・ワラークンヌクロ

解説

中国で実際に起こったカンニング事件をモチーフに製作されたタイ映画で、同国で大ヒットを記録したクライムエンタテインメント。天才少女を中心とした高校生チームが世界規模のプロジェクトに挑む姿を描いた。小学校、中学校と優秀な成績を収め、その頭脳を見込まれて進学校に特待奨学生として転入を果たした女子高生リン。テストの最中に友人のグレースをある方法で手助けしたリンの噂を耳にしたグレースの彼氏パットは、試験中にリンが答えを教え、代金をもらうというビジネスを持ちかける。さまざまな高度な手段を駆使し、学生たちは試験を攻略。リンの売り上げも増加していった。そして多くの受験生の期待を背に受けたリンたちは、アメリカの大学に留学するため世界各国で行われる大学統一入試「STIC」攻略という巨大な舞台に挑むが……。

映画.comより引用


予告編

[鑑賞データ]

10/24(水)20:45 新宿武蔵野館にて鑑賞しました。

客席はほぼ満席。(サービスデーでした。)

テーマ「悪銭身に付かず」

f:id:WOOS:20181024103328j:plain

映画.comより引用

アト6でも確か少し紹介されていたような。。 非常に面白かったですよ〜

ざっくりネタバレあらすじ

ものすごく頭のいい主人公リンは、親のたっての希望で進学校に転入します。 すぐに「顔はよく明るいけど学業は苦手な同級生グレース」と親友になり勉強を教えることにります。しかしグレースは思うような成績を出せず一定の成績を出さないと大好きな演劇に出られないとリンに泣きつきます。

リンは乗り気ではなかったのですが親友の頼みということで、カンニングという方法で手助けします。 奇跡的にうまく行ったのですが、グレースは味をしめて彼氏のパット(金持ちのボンボンですがバカ。その友達も同様)にリンを紹介し、パット、グレースとその友達たちのカンニングをビジネスとして始めることになります。

天才的な方法で成功し報酬を受け取るのですが、あるテストでトラブルが発生し同じ特待生のバンク(こちらも貧しいクリーニング店が実家)に仲間の一人のカンニングがばれてしまい、カンニングが発覚してしまいます。

そして、リンの留学の夢は絶たれてしまいもうカンニングはしないと誓います。

しかし、グレースと付き合い始めてからパットの成績が上がったと勘違いしたパットの両親はグレースの学費も負担するのでパット一緒にボストンに留学してくれないかと言いだします。

正し、ボストンの大学に留学するには統一入試の「STIC」にパスする必要があります。もちろんグレースとパットにその力はなくリンに泣きつくことになるのですが、リンにその気はありません。 しかし、ある方法を思いつきます。

それは今の状況になるきっかけを作ったバンクをカンニングの一味に巻き込むことでした。

カンニングしたい金持ちの学生を大勢集めて破格の金額を集めることに成功した一味は計画を実行に移しますが、そうは問屋が卸しませんでしたとさ。

 

雑感

全体的にケイパーもの(チーム強奪もの)の雰囲気がある映画で見ていてとてもハラハラする映画で、強奪するものが「テストの成績」と言うのがとても良かったですね。

f:id:WOOS:20181029222309j:plain

公式サイトより引用

あと、タイ映画を観るのは初めてだたんですが、しっかり作られた映画で他のタイ作品も見て見たくなる出来でした。

 

主人公「リン」はノーメイクで結構変顔をやってましたが、メイクとかバッチリしたら驚くような美人になる顔つきですね。

f:id:WOOS:20181029222312j:plain

映画.comより引用

学校の面接での場面で彼女がとても頭が良いということ、家庭が貧困だということをさらっと見せるとこなんかとてもうまくテンポがよかったです。

 

 

また、友人役のグレースはアイドル顔で主人公と対極にある人間ですね。

あとパットのスティーブ・ジョブスオマージュもなかなか笑えました。

f:id:WOOS:20181029222905j:plain

映画.comより引用

 

どうでもいいですが片平なぎささんに超似てませんか?この校長

f:id:WOOS:20181029222315j:plain

 

気になったところ

ちょっと、人は死んだりしないけどノワールテイストというか結局いい人はほとんどいないんですよこの映画。。。(主人公の親父さんくらいかな。。) あと、タイの通貨単位バーツが日本円でいくらなのかとタイの平均月収がいくらなのかを知って観にいった方がより楽しめますよ。

関連

タイといえばトニー・ジャーということで

 

ケイパーものといえばということで

 

hulu

まとめ

とてもおもしろいケイパーものでした。

オススメ度

(★★★★)5点満点中

こんな人にオススメ

・ケイパー好きな人
・タイ映画好きな人
・ややこしい青春映画が好きな人