東京映画日記

主に映画のレビューについて書きます。

クレイジー・リッチ!

この映画はシンデレラストーリーのお話を身にまとった「ほぼコマンドー」だ<ちょっとネタバレかも>

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作品データ

原題 Crazy Rich Asians 製作年 2018年 製作国 アメリカ 配給 ワーナー・ブラザース映画 上映時間 120分 映倫区分 G

監督 ジョン・M・チュウ 製作ニーナ・ジェイコブソン ブラッド・シンプソン ジョン・ペノッティ 製作総指揮 ティム・コディントン ケビン・クワン ロバート・フリードランド シドニー・キンメル 原作 ケビン・クワン 脚本 ピーター・チアレッリ アデル・リム 撮影 バーニャ・ツァーンユル 美術 ネルソン・コーツ 衣装 メアリー・E・ボグト 編集 マイロン・カースティン 音楽 ブライアン・タイラー 音楽監修 ゲイブ・ヒルファー

キャスト

コンスタンス・ウー レイチェル・チュウ
ヘンリー・ゴールディング ニック・ヤン
ジェンマ・チャン
リサ・ルー
オークワフィナ
ハリー・シャム・Jr.
ケン・チョン
ミシェル・ヨー
ソノヤ・ミズノ

解説

シンガポールを舞台に不動産王の御曹司である恋人と、彼の裕福な一族との間で揺れながら本当の幸せを探す独身女性の葛藤を、アジア系キャストをメインに描いたハリウッド製ラブコメディ。監督は「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」「G.I.ジョー バック2リベンジ」のジョン・M・チュウ。ニューヨークで働くレイチェルは、親友の結婚式に出席する恋人のニックとともにシンガポールへと向かった。初めてのアジア旅行への期待と、初めてニックの家族会うことの緊張感を感じていたレイチェルが出発当日の空港で案内されたのはファーストクラス。ニックはシンガポールの不動産王の超有名一族の御曹司で、社交界の女性たちから熱い注目を集める人気の独身男だったのだ。ニックの恋人としてシンガポールの地に降り立ったレイチェルに、2人の交際をよく思っていないニックの母や家族親戚一同、さらには元カノとの対立と、レイチェルは苦境に立たされてしまう。

映画.comより引用


予告編

[鑑賞データ]

新宿ピカデリーにて字幕版を鑑賞しました。

客席は8割くらい。

テーマ「欲しいものは信念を持って奪い取れ」

※今回はいつにも増して偏った映画の見方をしていますので、あまり参考にならないかもしれません。悪しからず。

 

アメリカでも大ヒットした主要キャストが全員アジア人のハリウッド映画ということで、すごい時代になったなーと思います。

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映画.comより引用

物語は基本的に「シンデレラストーリー」なので、かなりベタベタなんですが、お話運びがスムーズで「ここ分からない」ってところがなかったし、扱ってるテーマが「立場の違い」だったり「嫁姑問題」だったりするので、割と普遍的な話で金持ちしか理解できないっていう内容ではないし、笑えるところもたくさんあってとても観やすい映画でした。

 

このコンスタンス・ウーさんが主演なんですが

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映画.comより引用

こう言っちゃなんですが、めちゃめちゃ美人というわけではないと思います。でも、この人がめちゃめちゃハマってるんです。

 

そして敵はヒーローニックのオカン

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youtubeより引用

ミシェル・ヨーさんが演じてますが、冒頭からこの人は「気が強くなかなかへこたれない信念を持った人」であることがあるエピソードでわかります。

この人確か「ボンドガール」やったり「ポリス・ストーリー」ですごいアクションしてなかったっけ?とかいらぬことを考えて、アジア人キャストだけに最後はカンフーで決着なのか?などの邪念がよぎりましたが、もちろんそんなことはないです。。

 

 

で、今回のブログタイトルの話なんですが、明らかに主人公はこのシンガポールセレブのヤン一族に歓迎されないんですよ。

もうそれこそありとあらゆる手で、あなたは家柄がふさわしくないだの、元カノを登場させての破壊工作などを仕込んでくるわけです。

 

そんな中、主人公の協力者となるのが、大学時代の親友ペク・リン(オークワフィナ)

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youtubeより引用

名前の感じから韓国系シンガポール人ですかね?(父親役もケン・チョンだし)
彼女からシンガポールのセレブの事情や服装・振る舞いなどを習います。
彼女の家も金持ちですが、どちらかといえば成金系で昔からの富豪のヤン家よりは少しランク低めのセレブなんですが、主人公レイチェルの良き先生になります。

 

そして、もう一人協力者はヤン一族側(写真左)で、名前忘れちゃったんですが、

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hollywoodreporter.comより引用

この写真のシーンで行われる、女の戦場(ニックの親友の結婚式)へ行く前の武器選び(ドレス選び)シーンが個人的に一番アガるシーンでした。


このシーンはどう考えてもコマンドーでいうところのショッピングシーンでしょう?

仕上がりは是非劇場でCHECKしてみてください

まとめ

主要キャストがアジア人だけでも十分に面白い作品は作れるし、シンデレラストーリーは普遍的にアガるということで。

 

オススメ度

(★★★★)5点満点中

こんな人にオススメ

・シンデレラストーリーが好きな人
・金持ちの生態を見るのが好きな人
ケン・チョンが大好きな人