東京映画日記

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映画「マンディ 地獄のロード・ウォリアー」感想

映画「マンディ 地獄のロード・ウォリアー」ネタバレ感想

ニコラスの満面のクレイジースマイル炸裂!俺のお気に入りのTシャツ破んじゃねぇ!

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hulu

作品データ

原題 Mandy 製作年 2017年 製作国 ベルギー 配給 ファインフィルムズ 上映時間 121分 映倫区分 R15+

キャスト

監督 パノス・コスマトス
製作 エイドリアン・ポリトウスキー マルタン・メッツ ネイト・ボロティン ダニエル・ノア ジョシュ・C・ウォーラー イライジャ・ウッド
製作総指揮 ニック・スパイサー マキシム・コットレイ トッド・ブラウン クリストファー・フィグ ロバート・ホワイトハウス ナディア・カムリッチ
原案 パノス・コスマトス脚本パノス・コスマトス アーロン・スチュワート=アン
撮影 ベンジャミン・ローブ
美術 ユベール・プイユ
編集 ブレット・W・バックマン
音楽 ヨハン・ヨハンソン

キャスト

ニコラス・ケイジ レッド
アンドレア・ライズボロー マンディ
ライナス・ローチ ジェレマイア・サンド
ネッド・デネヒー
オルウェン・フエレ
リチャード・ブレイク
ビル・デューク

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解説

ニコラス・ケイジが愛する妻を殺され復讐に燃える男を演じ、バイオレンス描写たっぷりに描いたリベンジスリラー。ある過去を抱えた男レッドは、愛する妻マンディと人里離れた場所で静かに暮らしていた。しかし、マンディに固執するカルト的な集団の凶行により、レッドの前でマンディが惨殺されてしまう。怒り狂ったレッドはオリジナルの武器を作り復讐を誓うが、マンディを死に追いやったカルト集団の雇う謎のバイク軍団が、レッドの前に立ちふさがる。監督は「ランボー 怒りの脱出」「コブラ」などで知られた故ジョルジ・パン・コスマトスの息子パノス・コスマトス。主人公レッドをケイジが演じ、妻のマンディには「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」のアンドレア・ライズボローが扮した。音楽は「ボーダーライン」「博士と彼女のセオリー」などで知られ、2018年2月に急逝したヨハン・ヨハンソンが担当。

映画.comより引用


予告編

[鑑賞データ]

11/14(水)20:45 シネマカリテにて字幕版を鑑賞しました。(サービスデーで1000円でした)

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客席は満席

 

テーマ「俺が死んだら
深く埋めてくれ
足元に1対のスピーカーを並べ-
俺の頭にヘッドフォンをつけろ
ロックで揺さぶってくれ
俺が死んだらな」

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映画.comより引用

 

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ネタバレあらすじ・雑感

今、個人的にTBSラジオのアト6でやって欲しい特集は「みんな大好きニコラス・ケイジ総選挙」だと言えるくらいニコラス好きの僕としては、彼が血まみれで復讐する映画だというだけで観に行く価値はありました。

 

適当なあらすじを若干の脚色を交えてネタバレしながら書いておくと、時は1983年。過去がある主人公レッド(ニコラス)が、山奥でメンヘラっぽい妻マンディ(アンドレア・ライズボロー)と不穏な雰囲気はありますが平穏に暮らしていました。

ある日マンディが道を歩いていると、白いバンとすれ違います。そのバンに乗っているのはカルト教団「Children of the New Dawn」のメンバーで、その教祖ジェレマイア(ライナス・ローチ)が「あの娘いいじゃない」ということで居場所を突き止め、「教団メンバー」と特殊LSDで餌付けされ、戦闘力を増した変態バイカー軍団「Black Skulls(見た目はマッドマックスの悪役っぽい感じ)」と共にレッド宅に押し入り二人を拘束します。

ハチから取り出した危険ドラッグをマンディに注入し、お得意の方法で洗脳しようとするとマンディは全裸のジェレマイアを見て大爆笑。チ◯コを大爆笑されたジェレマイアは激昂して、レッドの目の前でマンディを燃やすという蛮行におよびました。

目の前で妻を燃やされるという衝撃の体験をしたレッドは、トイレでロンT白ブリーフ姿という若干変態チックな格好で「絶叫→ウォッカを煽る→泣く」を3セットくらい繰り返した後、復讐することを心に誓います。 という感じの話です。

 

 

この映画 「全てが過剰というか大げさでウケる。」という女子高生並の感想でした。

 

もし仮にあなたの妻がカルト教団に殺されて今から復讐にいくとしましょう。

武器は何を使いますか?日本で考えられるのは包丁とかですかね。アメリカだったら銃とかでしょう。 でも、この男が選んだのはバトルアックス(しかも自分で鎔鋳し、鍛えて打った中二病全開のデザイン)

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映画.comより引用

イカすでしょう?(お気に入りのTシャツ着てます。2018年11月14日現在シネマカリテさんで売ってます。)

 

そして、おそらく世界初!チェーンソーのチャンバラが見れます!

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映画.comより引用

 

メンヘラっぽいマンディです

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映画.comより引用

 

そして、敵のカルト教団「Children of the New Dawn」のボス「ジェレマイア」はパンフレットの監督インタビューによると、バンドマン崩れのこじらせちゃった奴の成れの果てとのことです。

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映画.comより引用

 

あと、ブラックスカルズの一人です。

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映画.comより引用

 

映像的にはドラッグを扱っているし、ちょうどヒッピー文化が残っている時代なのでサイケなドラッギー映像が、この映画の特徴でそのあたりも時代背景にあっていると思います。 この映画の監督は、ジョルジ・パン・コスマトス監督の息子さんということで、お父さんの作品は解説にも書いてありますが、個人的には子供の頃見たこの映画が「エイリアン」の亜種って感じで好きです。

リバイアサン

 

こうざっくり書いて行くと、凄まじいバイオレンスのオンパレードに感じるかもしれませんが、割とその変態教団たちが押し入って来るまでは、平穏な日々だし映像はちょっと暗くて、アンビエントな音楽が流れているので睡眠不足で疲れている時に観たりなんかすると高確率で寝てしまうと思います。

 

最後にこの会心の笑顔が見れて最高でした!

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映画.comより引用

関連

これが近いっちゃ近いかなぁ

 

これもノリが近い気がしました

 

ニコラス総選挙があったら僕はこれに入れます

 

まとめ

爽快な復讐劇ではないですが、かなりMADな復讐劇です。

オススメ度

(★★★★)4/5

こんな人にオススメ

ニコラス・ケイジを愛してやまない人
・復讐劇大好きな人
・ちょっと変わったチャンバラが見たい人