東京映画日記

主に映画のレビューについて書きます。

500ページの夢の束

500ページの夢の束

500ページの夢の束

作品データ

原題 Please Stand By 製作年 2017年 製作国 アメリカ 配給 キノフィルムズ 上映時間 93分 映倫区分 G

スタッフ

監督ベン・リューイン 製作ダニエル・ダビッキ ララ・アラメディン トッド・ワグナー ベン・コスグローブ 製作総指揮マーク・キューバン ティム・クレイン 原作マイケル・ゴラムコ 脚本マイケル・ゴラムコ 撮影ジェフリー・シンプソン 美術ジョン・コリンズ 衣装アニー・ブルーム 編集リサ・ブロムウェル 音楽ヘイター・ペレイラ 音楽監修リンダ・コーエン

キャスト

ダコタ・ファニング ウェンディ
トニ・コレット スコッティ
アリス・イブ オードリー

解説

ダコタ・ファニング自閉症を抱える少女を演じ、ある思いを胸に500ページの脚本を届けるためハリウッドを目指す旅の中で、少しずつ変わっていく少女の姿を描いたハートフルストーリー。自閉症のウェンディは「スター・トレック」が大好きで、自分なりの「スター・トレック」の脚本を書くことが趣味だった。ある日、「スター・トレック」の脚本コンテストが開かれることを知った彼女は、渾身の一作を書き上げる。しかし、郵送では締め切りに間に合わないことに気づき、愛犬ビートとともにハリウッドを目指して旅に出る。ダコタ・ファニングが主人公ウェンディを演じ、ウェンディを支えるソーシャルワーカーのスコッティ役でトニ・コレット、ウェンディを案じながらも訳あって離れて暮らしている姉オードリー役でアリス・イブが共演。監督は「セッションズ」のベン・リューイン

映画.comより引用

 

[鑑賞データ]

新宿ピカデリーにて鑑賞しました。

客席は2割くらい。

テーマ「未知への挑戦」

ファニング姉妹はエル派、広瀬姉妹はすず派なんですが、ダコタ派に転んでしまいそうなくらい彼女の演技が素晴らしい作品でした。
この映画で大きく扱われているスタートレックといえば「未知への挑戦」だったり「人類は困難や問題、差別などは乗り越えられる」などのテーマがあるかと思います。
そのテーマに沿ってこの物語も描かれていて、例えば主人公ウェンディが決して一人では渡ってはいけないと言われている道路を超え、長距離バスの旅に出かけるシーンなんかがそうだと思いますし、

自閉症を抱えたウェンディに優しくしてあげたいのに、それができない姉オードリー(写真左)が妹を認め一歩先に進んでいく様など主人公以外の登場人物の成長も描いています。

人間は必ず何かしらの才能を持っていて、それを見つけるために最善を尽くせと言われたような気分になり、とてもポジティブなメッセージがもらえる映画だと思いました。



この警官とのシーンはこの映画の一番の見どころ。

オススメ度

(★★★★)5点満点中

こんな人にオススメ

・好きな仕事がうまくいってない人
・引きこもりがちな人
・周りにコミュニケーションが取りづらい人がいる人